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避妊去勢手術について

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避妊去勢手術の最大のメリットは…病気の予防!

避妊去勢手術は、発情・妊娠回避のためだけではなく、病気予防の意味がとても大きい手術です。
当院では、オスは精巣摘出術、メスは子宮卵巣摘出術を行います。
摘出することが、生殖器系の病気&性ホルモンなどに関連した乳腺腫瘍や前立腺の病気の予防効果もあるのです!
生殖器系の病気は、実は命に関わる病気になることが多く…お子さんを産ませる予定がない子に関しては、1歳前後までに手術をするかどうかを、御家族で相談していただくのが良いでしょう。

避妊手術について

当院では、子宮卵巣摘出術を行います。子宮卵巣を摘出することで、発情に伴う心身の変化を抑制することができます。また、子宮卵巣の病気がなくなり、性ホルモンに関連した乳腺腫瘍の生涯の予防にも繋がるのです。
メスは、早い子では6ヶ月を過ぎたころから、発情が始まります。発情は、性ホルモンの動きがある時期です。発情を繰り返すよりも前に避妊手術を行うことが、性ホルモンに関連した乳腺腫瘍などの生涯の予防に繋がります。更に、最初の発情の前に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍予防効果が最大になると言われていますので、だいたい6~10か月頃がおススメの手術時期です。
デメリットは、太りやすくなることですが…かなり個体差があります。発達や体格にご心配がある場合には、お気軽に栄養相談をしていただければと思います。

去勢手術について

当院では、精巣摘出手術を行います。オスも、早い子では6ヶ月を過ぎたころから発情が始まります。足を上げておしっこをする・人間の足にまとわりつく・攻撃性が高いなど…性ホルモンに関連した行動は、若いうちに手術をしていただいた方が、効果が得られやすいと思います。
オスでも、予防&治療の一環で去勢手術を行う場合があります。それが、潜在精巣と前立腺肥大です。
潜在精巣とは、精巣が陰嚢内にない状態のことをいいます。将来的に腫瘍化する確率が極めて高いため、2~3歳ごろまでの手術を推奨しております。精巣がある場所によって、手術内容が変わります。潜在精巣かな?と思ったら、一度ご来院いただくのが良いでしょう。
前立腺肥大は、未去勢のシニアのワンちゃんで起こることがあります。排尿排便困難や血尿血便などの症状が出ることがあり、治療の一環として去勢手術を行います。

手術の注意事項

対象

6ヶ月以上かつ2㎏を越えているワンちゃん・ネコちゃん

手術日当日の注意事項

前日の夜中の12時以降の絶食絶水をお願いいたします。
予めお伝えした来院時間までに、お越しください。
手術の前に、まず術前検査を行い、問題がなければ当日手術となります。
夕方に一度お電話をいただき、手術内容とご様子をお伝えします。
この時に、お迎えの時間をご相談ください。

避妊手術 去勢手術
手術内容 子宮卵巣摘出術 精巣摘出術
入院の日にち 一泊二日 日帰り(朝~夕方)
抜糸の有無 あり 犬はあり・猫はなし
抜糸までの日にち 10~14日前後 7日前後

よくある質問

Q.いつ頃から手術できますか?

6ヶ月を越えていること、かつ、2㎏以上の体重のワンちゃん・ネコちゃんを対象としています。オスメス兄弟で飼っているなどのご事情がある場合には、お気軽にご相談ください。

Q.発情中なのですが、手術できますか?

発情中は、子宮卵巣の腫脹・軟化や周囲の血管の充血を伴います。つまり、脆く・出血がしやすい状況になるということです。特に、ワンちゃんの場合には、発情中の手術はリスクが上がりますので、日程変更をする場合が多いです。発情が終わり、陰部からの出血が落ち着いてからの手術となります。病的状態での避妊去勢手術は、この限りではありません。

Q.6ヶ月になっても、2㎏を越えない場合は手術できますか?

この基準を越えなさそうと感じた時点で、是非一度ご相談ください。食事量やフードの栄養価・発達状況を確認させていただきます。超小型犬でも、成犬時に2㎏を越えていることがほとんどです。動物にとって、体重・体格=体力です。生後4~5か月が、最も栄養要求量が高まる成長期なので、食欲や発達にご心配がある場合には、早めにご相談いただければと思います。

 

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Doctor's File 池田宏司院長

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